IQが高いなら有能だと考えて良さそうだけど、どうにもメリットを感じられない理由
を考えていまして。
MENSAに入れたということは、おそらくIQは上位2%以上。標準偏差の仕組みから考えれば外れ値、異常値と言って良いIQの高さを誇っているんでしょうけれど、どうにもメリットを感じられないのです。
そもそも「IQが高いからと言って有能とはならないのでは」と考えたのですが、どうにもそういうわけでもない様子。
IQテストの内容を見れば分かる話ですが、
・抽象的概念への理解
・空間認知能力
・数字への強さ
なんかを調べているわけで、IQが高いということはそれだけ上の能力が高い。脳の基本スペックが高いと言えるわけです。
実際「https://www.pnas.org/content/106/49/20906」によると、知性(IQ)の高いものは年収が高くなりがちだった。みたいな話もあるようですし、恩恵はあると考えて良さそうなんですよ。
しかし、今まで生きてきて「俺はIQが高いからこんな得できているんだ!」なんて思えるシーンはほとんどなく、むしろ話を合わせるのに苦労して今では立派に引きこもり自営業者になっちゃいましたし。(IQでんでん以前に性格の問題かもだけど)
(いや! 一応弁解しておくと今はそれなりに交友とか頑張ってますよ! それなりに)
どうして高IQのメリットを感じられないのか
理由は3つほど考えられます。
1.MENSAのテストでは性格な値が実は取れない
2.客観的な目線が足りないから
3.IQの高さを活かし方が甘いから
1に関しては考えたところで無駄なので除外するとして、2は結構あるは無しかなと思います。
人間(というか自分)ってどうしても自分の見える世界をベースに判断しちゃいがちなんで、他人の脳内が見えない以上、自分の思考能力が他人よりも優れているという確証を得にくいんですよね。
直接的にIQで測られる能力をベースに戦えばわかるかもしれないですが。しかしどうやって戦わせればいいんですかね、IQテストがお遊びや病院の知能検査のシーンで使われがちな以上、そこに称賛を用意することが難しいというか茶番くさくなるというか……。この辺は努力信奉的な社会だからしょうがないのかもしれんですね。みんな苦労して勉強していたから学歴は評価されるけど、IQテストは努力が反映されないから誰も頑張らないし、だからこそ誰も評価しないという。
3の活かし方が甘いというのもありそうです。
IQにも色々あって言語性IQとか動作性IQとかね。多分MENSAで図っているのは一般的な標準偏差を用いたIQは結晶性・流動性・記憶・論理推理が図れるんでしたっけ?
こんなかで活かしやすそうなのは流動性をベースとしたアイデア力と、結晶性をベースとした言語能力でしょうかね。
となると今の職業はわりかし能力を活かせているのかな。(本書いたりブログ書いたりしています)
ただここに関してもどうにも上を見てしまってメリット感じにくいんですよね。一応生活できるぐらいの収入得られているし、自信持っても良さそうなんですが。単純に自己肯定感が低いのが問題なのか
IQが高くても、自己肯定感が低ければメリットは感じられない
というのが僕の抱える問題なんでしょうね。(この文章を読んでいる同じく高IQの方はどんな問題を抱えているんでしょうか)
自己肯定感、ないわけじゃないのだけど。どうしても謙虚に生きようという気持ちが強すぎて、卑屈気味になってるんですよね。
知的謙遜という考え方と、卑屈なぐらい謙虚でいることは違うということを認識しなければ……。